やさしいじごくのつくりかた

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KP クトゥルフ神話TRPG「やさしいじごくのつくりかた」
はじめていきます。よろしくお願いします。

あなたはふと、目を覚まします。
頭の奥が鈍く、重い。酷く長い時間眠っていたような重さです。
ゆっくりと目を開けると、かすむ視界の中、月の光だけがあなたを照らしていました。
周囲を見渡せば、そこはあなたの部屋ではありませんでした。
何故か見知らぬ天文台の中。まるでバスタブのようなものの中であなたは眠っていました。

駿河いづる 「・・・・・僕には夢遊病の気でもあるのか?」

KP アイデアをどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 50 > 成功

KP 2,3 日前の記憶から思い出せないということに気が付きます。

駿河いづる 「・・・・・・」うーーんってしながら首をひねる
「まいったな何も思い出せない。ついに記憶障害まで・・・ボケのはじまりか」とりあえずバスタブから出ようかな

KP じゃあそのついでに周囲を見渡せば、天文台の天井は開いており、そこから柔らかな月の光が中を照らしていることに気が付くでしょう。

駿河いづる 「夜、だなあ 天文台のようだけれど」

KP それではバスタブから出てそうだな、目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 35 > 成功

KP 自分が目覚めたバスタブのようなものの足の部分に紙が落ちているのを発見します。
「    世界ははじまりました」
前半部分は消されていて読めません。

駿河いづる 「世界は始まった?創世神話か何かか」

KP わからない…って首をひねってふと前を見ると天文台の扉が開いてました。

駿河いづる 出れそうならでちゃおうかな ふらふら

KP 天文台の外は、青々とした月が照らす廃墟でした。
その廃墟の光景は、あなたが知る世界とは何もかも違いました。

何か大規模な破壊が起こったかのように、一部が潰れた建物群。
はっとして振り返れば、天文台のそばには朽ちかけた看板が立っています。
看板には天文台の名前が書いてあります。

あなたは思い出すでしょう。

その天文台が、あなたの住む地域の近くにあったものだと。

駿河いづる 「これは・・・」
「いやなんだ。何があった 大地震でも起きたか?しかしそれなら気づくし・・・」首をひねる

KP そこは、小高い丘の上にあって、街を見下ろすことの出来る天文台でした。
街を見下ろすと、そこに広がるのは、廃墟と化したあなたの街です。
SANc(2/1d3+2)

駿河いづる CCB<=75 【SAN値チェック】 (1D100<=75) > 42 > 成功

system [ 駿河いづる ] SAN : 75 → 73

駿河いづる 「ここは、いまは跡形もないが莉愛と来た場所、だよな」
「と、まて。なら夢でないならここにいるのは僕一人だけか?莉愛は?」

??? 「いづる君! !」

KP そう声をかけられ、あなたはそちらを見るでしょう。
青い月明かりの中、廃墟と化した世界に立っていたのは、 莉愛でした。

何処か現実味のない世界のなかに残ったあなたの日常が、そこにありました。

駿河いづる 「・・・莉愛!」かけよります

有栖川 莉愛 「いづる君、ここにいたんだね、よかった…」

駿河いづる 「ああ、僕も今君を探そうとおもっていたところだ。よかった無事で」

有栖川 莉愛 「…うん、よかった」
「わたし、1時間ぐらい前に目が覚めてね、どうしようって思って…何かないかなってこのあたりを見ていたの」

駿河いづる 「そう、だな。一面瓦礫の山だ・・・いったい何があったんだろう」

有栖川 莉愛 「…わからないの…。起きたら天文台にいたから」

駿河いづる 「君もか・・・」うーん

KP では、目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 21 > 成功

KP 遠くの方に、パラボラアンテナのついた見慣れない施設があることに気が付くでしょう。

駿河いづる 「ん、んん・・・?はてあんな施設あっただろうか」

有栖川 莉愛 「…んん…、なかったと思う、んだけど…」

駿河いづる 「行ってみようか?なにかわかるかもしれない」

有栖川 莉愛 「うん、そうだね」
「住宅街から通ればいけるかな…?いこっか、いづる君」

駿河いづる 「そうだな、行こう。足元にだけは気を付けないと」

有栖川 莉愛 「うん」

KP 莉愛とともに、あなたは荒廃した住宅街へと向かいます。
見慣れた住宅街ですが、それでもどこか見慣れないのはそこが廃墟と化しているからでしょうか。

探索可能場所【コンビニ 廃墟の家】

駿河いづる コンビニから!

KP 廃墟の中にたたずむコンビニです。
あなたも数度利用したことがあるかもしれません。
とても身近にあるものとは思えないほどに荒れ切っており、何があるかもよくわからない状態です。

有栖川 莉愛 「わわ、すごいことになってる…」

駿河いづる 「思った以上だな・・・というかもしかして僕たちが眠ってる間に100年とか経っているんじゃないだろうな・・・」

有栖川 莉愛 「ええっ…!」

KP それでは目星かアイデアをどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 67 > 成功

KP 店の中の商品に共通点があることに気が付くでしょう。
食料品は、特に荒らされずにそこにあります。
これなら数日、数週間は生活できると思うことでしょう。
また、賞味期限が長いものも多数あり、自分と莉愛だけなら十分に生活できそうだと感じました。

駿河いづる 「んん・・・しかし食品類はほとんど残っているな・・・これならなんとか食いつないでいけそうだけれど」

有栖川 莉愛 「食は大事だもんね…!」

駿河いづる 「そうだな、僕たち以外の人類が滅んでいなければ、救助を待つまでの間十分に生活できると思う」
「人類が・・・滅んでいなければ・・・な」

有栖川 莉愛 「そう、だね…」
「いづる君おなかすいてない?ちょっと食べちゃう?」

駿河いづる 「・・・少し食べておくか、何があるか分かったもんじゃない。体力は確保しておいて損はないし」

有栖川 莉愛 「うん!」

KP じゃあ缶詰あたりをあけて、もぐもぐ食べました。

有栖川 莉愛 「なんだかちょっと悪いことしてるみたい」

駿河いづる 「そうだな。今まで無駄に真面目に生きてきたおかげで妙な背徳感がある」

有栖川 莉愛 「ちょっとどきどきちゃう」

駿河いづる 「こういう感覚が癖になって不良というものはできあがっていくんだろうなあ」

有栖川 莉愛 「ふ、不良ないづる君…?…あんまり考えられないかも」

駿河いづる 「僕もまったく想像できないし、君が道を踏み外すのもあまり想像できないな」

有栖川 莉愛 「いづる君がいてくれたから、かも」
「ずっと面倒みてくれてたもん、いづる君」

駿河いづる 「小さい頃から一緒だったからなあ。僕の母が君のことを大層気に入っていてね、あまり覚えてないかもしれないけれどよくうちに引っ張ってきていたんだよ」

有栖川 莉愛 「そうなんだ…?おばさんに感謝しなきゃ」

駿河いづる 「困った人だったけれど、僕も君の面倒を見るのは嫌ではなかったしいい経験だった」

有栖川 莉愛 「そういってくれるとうれしいな…」

駿河いづる 「ふふ、さて、そろそろ出ようか。ここの備蓄もできるだけ残しておきたい」

有栖川 莉愛 「うん」(立ち上がる)

KP 普通の民家です。鍵は開いており、中の人はあわてて逃げ出したのかもしれないと思いました。
中に踏み入れば、そこは酷く荒れていました。

駿河いづる 「無人、だな」

有栖川 莉愛 「うん…。あ、水道は使えるみたい」

駿河いづる 「水は通っているのか・・・かなりできることが増えるな」

有栖川 莉愛 「うん、変な味もしないから、大丈夫そう!」

駿河いづる 「逞しいな君は」

有栖川 莉愛 「…そう?」

駿河いづる 「ああ、まあ、そういうところが頼もしいと思うときもあるから誇っていいことだと思う」

有栖川 莉愛 「そう…?うれしいな」

駿河いづる 「うん。・・・よし少し中を改めさせてもらおうか。なにか使えるものがあれば借りていこう」

KP では、アイデアか目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 63 > 成功

KP では何かないかな、と思いまわりをみると、床の上にほこりが積もっていないことがわかります。
ここがこんな廃墟になってからあまり時間は立っていないのかもしれない、と思うでしょう。

駿河いづる 「ふむ・・・?」床をまじまじ

有栖川 莉愛 「どうしたの?」

駿河いづる 「いや床が綺麗なんだ、たしかに荒れてはいるけれど、長いあいだ廃墟であったのならホコリでも積もっているものだが」
「つまりこんな状況になってからさほど時間が経ってない・・・ということになる」

有栖川 莉愛 「たしかに…。どういうことなんだろう…?」(首をかしげる

駿河いづる 「ところで莉愛、今唐突に思い出したのだが2,3日くらい前の記憶は存在している?」

有栖川 莉愛 「…えっと、ない、かな…?」

駿河いづる 「ふむ。僕もだ。ということはこの抜けた記憶の間にやはりなにかあったか・・・」

有栖川 莉愛 「なにが、あったんだろうね…」

駿河いづる 「そうだな、あの見慣れない施設で何かわかればいいが・・・」

有栖川 莉愛 「そうだね」

KP あーそうだな、布団とか調理器具とか普通にありました。

駿河いづる ほほーん

KP 眠くなったらここにきたらいいかもなーと思ったかもしれない

駿河いづる 「ふん、見たところふつうに生活出来そうなレベルには家具や器具も使えそうだな。最悪この家を少しのあいだ借りるくらいは考えておこう」
「床で寝ると全身が痛くなるからな」

有栖川 莉愛 「じ、実体験……!」

駿河いづる 「・・・」すっと目をそらす

有栖川 莉愛 「むー」

駿河いづる 「いや、すまない・・・どうしても布団を敷くという行為がとてつもなく面倒になる時があって・・・」

有栖川 莉愛 (ぷんぷん
「やっぱりベッド、一緒に買いに行くべきだったかなあ…でもベッドだとベッドの上に本積んじゃいそうだもんなあ…」

駿河いづる 「莉愛?」

有栖川 莉愛 「なんでもない!」

KP ではアイデアをどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 39 > 成功

KP そういえばコンビニにもここにも時計がないな…?って思いました

駿河いづる ほう
「そういえば時間がわかるものがないな。持ち物・・・・もないだろうし」

有栖川 莉愛 「ほんとだ…。わたしも何も持ってなかったし…。いづる君も?」

KP 持ってないです。

駿河いづる ポケットをパンパンしながら「ないな・・・・」
「今まであまり時間というのを気にしたことがなかったが、わからないとそれは結構不便だな。夜か朝か昼かしかわからない」

有栖川 莉愛 「ね、困っちゃう」

駿河いづる 「時計がなかった時代、どうやって時間を把握していたのだろうな。興味が出てきた」

有栖川 莉愛 「でも確か7000年前にはもう時計、存在してたんだよね」
「エジプトだったかなあ…?」

駿河いづる 「よく知っているな。しかしそこまできてもう存在しているなら逆に初めに時計という概念を作り出したきっかけを知りたいものだ。哲学的になってきたな」

有栖川 莉愛 「太陽の位置によってある程度は把握できるから、そこからもっと便利にしたかったの、かな…?ほんとに哲学だね」

駿河いづる 「あとでゆっくり思考してみることにしよう」

有栖川 莉愛 「うん、そうだね」
「…むかおっか」

駿河いづる 「ああ、そうしよう」

KP 外に出れば、まだ月は明るく空を照らしています。
天文学もしくは知識/2 をどうぞ

駿河いづる CCB<=51 【天文学】 (1D100<=51) > 83 > 失敗

KP 月がきれいだなーって思いました

駿河いづる 「月が綺麗だなあ」おもわず

有栖川 莉愛 「ほんとだ…!綺麗なお月、さ」

KP と、莉愛が瓦礫に躓いて転んでしまいました。

駿河いづる 「っと、莉愛!? 大丈夫か?」

有栖川 莉愛 「うん、大丈夫!」

KP しかし、腕を盛大にすりむいてしまったらしく、ぼたぼたと血が流れているのがわかります。
アイデアもしくは心理学をどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 29 > 成功

KP 派手な怪我なのにもかかわらず莉愛がそこまで痛がっていないということがわかるでしょう。

駿河いづる 「すごい盛大に擦ってるが・・・痛くはないのか?」

有栖川 莉愛 「あ、あれ…?そんなにひどい…?全然痛くなくて…」

KP 莉愛のこの態度に、どこか不安を覚えます。 SANc(0/1)

駿河いづる CCB<=73 【SAN値チェック】 (1D100<=73) > 28 > 成功
「腕を貸して。せめて血を落とそう」

有栖川 莉愛 「う、うん」

KP 血を落とし、傷口を見てみるとかなり深めの傷のようです。

駿河いづる 「・・・・これで本当に痛くないのか?」

有栖川 莉愛 「う、うん…」
「どうして痛くないんだろう…?」(かしげる

駿河いづる 「痛みにつよくなった、わけではないだろうな・・・」

有栖川 莉愛 「うーん、手当したほうがいいのかな…?」

KP 目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 35 > 成功

KP では少し遠くの方に大きめの病院があるということがわかります。

駿河いづる 「ふむ・・・病院らしき建物があるな。とりあえず君の怪我の手当てをしよう」

有栖川 莉愛 「う、うん」

駿河いづる 「それまではこれで血を抑えていてくれ」ベスト脱いでぐるぐる巻き

有栖川 莉愛 「わわ、ありがとう」

KP では病院へ向かいますか?

駿河いづる いきます^~~

KP 病院の中にも人はいません。
また、封鎖されている箇所が多く、あまり入れるところは多くありません。
入れる場所は診察室くらいだと思うでしょう。

有栖川 莉愛 「ちょうど診察室あいてたね、よかった」

駿河いづる 「まあ診察室であれば簡易的な道具もあるだろうし。さ、座った座った」

有栖川 莉愛 「よ、よろしくお願いします…!」

KP 診察室には治療用の道具などはそろっており、基本的な治療は出来そうだと思うことでしょう。
莉愛の手当をする場合には特に判定無しで治療をすることが出来ます。

駿河いづる では手際よくちゃっちゃと消毒して止血をしましょう

有栖川 莉愛 「いづる君うまいね…?」

駿河いづる 「そう、だろうか」

有栖川 莉愛 「うん、助かっちゃった」
「消毒液もしみないし、変な感じ」

駿河いづる 「量はつけてないが多少染みるとおもっていたが・・・」
おもむろにほっぺたをつねってみよう

有栖川 莉愛 「い、い、いづる君!?」

駿河いづる 「ああいや、もしかして感覚自体がなくなっているのではないかとおもって」

有栖川 莉愛 「触られてる感覚はある、かな…?痛くは全然ないんだけど」

駿河いづる 「痛覚がマヒしている、というのが今のところの結論だな。やはり記憶が抜けている間に何かあったとしか思えない」
「まあとにかく。痛くないなら先ほどよりも気を付けないといけない。痛みは危険信号だ、それがないということは危険なことに気づけないということでもある」

有栖川 莉愛 「うん、気をつける…!」

駿河いづる 「よし、夜道は暗いから外に出たら手でも繋いで行こう・・・嫌なら無理強いはしないけれど」

有栖川 莉愛 「ううん!!!!!!嫌じゃないよ…!!!!!」

KP さて、出ようとしたところで目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 4 > 決定的成功/スペシャル

KP 表には『駿河 いづる』と書かれている。
どうやら精神科のカルテのようです。
癖のある字なので上手く読むことはできませんが、何かによる幻覚や幻聴といったものに悩まされていたことがわかります。
さらに何か書いてます、これは本来なら目星もしくは図書館判定ですがクリティカルなので判定なしにしましょう
カルテの最後に以下のような文言があることがわかります。

『神話生物と遭遇したことがあると推測。プログラムの被験体候補』
『体組織の採取完了』

その文言を見たとき、頭の奥がずきりと酷く痛むのを感じました。
SANc(1/1d2)

駿河いづる CCB<=73 【SAN値チェック】 (1D100<=73) > 98 > 致命的失敗
1d2 (1D2) > 1

system [ 駿河いづる ] SAN : 73 → 72

駿河いづる 顔をしかめる

KP あなたがそう顔をしかめていると、莉愛も自分の名の書かれたカルテを見つけたようです。
そこにも同じような文言が書いてあることがわかるでしょう。
アイデアをどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 13 > スペシャル

KP どこかそのカルテが自分の持つものと違うことに気が付きます。
どこが違うのかは詳しくはわかりません。

駿河いづる 「・・・・なんだか嫌なものを見せられている気がするな」

有栖川 莉愛 「うん…」

駿河いづる 「これが今の僕たちの状況になにか関係しているんだろうか・・・」

有栖川 莉愛 「ううん、全然わからない、んだけど…」
「あ、そうだ何があったのか調べる為に図書館に行ってみない?」
「図書館なら新聞とかもあると思うし……」

駿河いづる 「そう、だな発行が止まってなければ、いや止まっていたとしてもその日何が起きたか知ることができるかもしれない」

有栖川 莉愛 「うん、確かあの謎の施設までの道のりにあったはずだから」
(もじもじしながら手を差し出す)
「い、いこっか」

駿河いづる 「ああ、行こう」にぎります

KP それでは貴方達は手を繋ぎ、図書館に向かいます。
図書館の中は今まで見てきた施設よりも比較的落ち着いています。
荒れた様子はあるものの、そこまで荒れていないということがわかるでしょう。

駿河いづる 「ここは比較的マシ、だな」

有栖川 莉愛 「最悪ここで本を読んで時間をつぶせそう、かな…?」

駿河いづる 「そうだな。たしかに、一度は図書館の本をすべて読んでみたいとは思っていた」

有栖川 莉愛 「本好きの夢だよねー」

駿河いづる 「全冊制覇、夢があるな」

有栖川 莉愛 「こんだけ本があるんだもん、きっと楽しいよ」

駿河いづる 「ああ、もし何も進展がなかったらここに来るとしよう」
「さて、新聞みたいなのは、あるだろうか・・・」

KP 図書館をどうぞ

駿河いづる CCB<=85 【図書館】 (1D100<=85) > 32 > 成功

KP 最近の新聞を見つけることが出来ます。
どれも普通の新聞ですが、ひとつ奇妙なものに行きつきます。
マイナーな地方新聞のようで、あまり読んだ覚えはありません。

『宇宙人の襲来か?目撃される飛行物体現在この街では幾度もUFOの目撃証言が相次いでいる。どうやら近隣の病院や天文台のある山の方で目撃されているらしい』

駿河いづる 「ふうむUFO・・・ね」

有栖川 莉愛 「ゆーふぉー?」

駿河いづる 「これだ。宇宙人の襲来だとかなんだとか」

有栖川 莉愛 「ううん、なんだか現実味がないね…」

KP 他の新聞には特にめぼしい情報はなさそうです。

駿河いづる 「これくらいだなあ。まさか本当にUFOに滅ぼされてしまったとか」

有栖川 莉愛 「ううん…ちょっと怖くなってきちゃった」
「なにか裏付けるの、あるかな…?」(キョロキョロ

KP 目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 5 > 決定的成功/スペシャル

KP 一冊の本と、本の傍にノートがあるのを見つけました。
本には、アダムとイブの楽園追放について書かれています。
『神は天地を創造し、6日目に自分をかたどって土から男を作り、鼻から命の息を吹き込みアダムと名付けた。
そしてアダムの肋骨から女を作り、イヴと名付けた。
神は二人を苦しみの一切ない、天国のような楽園である「エデンの園」へ送った。
エデンの園には果物などが沢山あり、アダムとイヴはそこで生活を始めることとなる。

そして園の中央には、「命の木」と「善悪の知識の木」を生やし、神は二人に言いました。
「人間にこの園をあたえよう。自分たちで耕し、守り、全ての木から実をとって食べなさい」
「ただし、善悪の知識の木の実は決して食べないよう。食べると死んでしまう」

そう言い聞かせるのだが、アダムとイヴは蛇にそそのかされ、善悪の知識の実を食べてしまう。
その瞬間、二人の中に羞恥心や猜疑心、自己防衛、怒り、嫉妬、悲しみといった無垢とは反対の感情が芽生えてしまった。
アダムとイヴが言いつけを破ったことを知った神は激怒し、二人を楽園から追放した。』
以下、クリティカル分の情報です

本の端に以下のような書き込みがあるのを発見します。

『どんなに怖い世界でも、生きていたいと思った』

駿河いづる 「ふうむ、有名な話だな」
じゃあノートも見ようかしら

KP ノートには、震える筆跡でメモのようなものが書かれてます。

『アダムとイヴは、楽園で暮らしていた方がよかったのに』
『宇宙人が侵略してきた』
『どうしよう、逃げなければ』
『ここにある本を置いていかなきゃいけない』
『たすけて』
『今日、世界は終わった』

宇宙人の侵略という未知のもの、そして世界が終わってしまったということを知ったあなたは SANc(1/1d4+1)

駿河いづる CCB<=72 【SAN値チェック】 (1D100<=72) > 64 > 成功

system [ 駿河いづる ] SAN : 72 → 71

駿河いづる 「本当に・・・世界は終わったのか・・・」

有栖川 莉愛 「ううん、ほかにはなんにもなかったや…。いづる君、なにか見つけた…?」

駿河いづる 「あ、ああ・・・これを」本とノートをみせる

有栖川 莉愛 「………そっか……」

駿河いづる 「しかし、これが事実であるなら何故僕らだけ生き残っているんだ・・・」

有栖川 莉愛 「ううん…全然わからない…」
「やっぱり、鍵を握るのはあの施設、なのかな…」

駿河いづる 「・・・だろうな。あそこの天文台が僕たちの知っているものなら、たしかにあそこにあんな施設はなかった」
「なら、今この変な世界で生まれてきたもののはずだ」

有栖川 莉愛 「そう、だね…」

駿河いづる 「行って、みるしかないな」

有栖川 莉愛 「うん、行ってみよっか」(手を差し出す

駿河いづる 「ああ」手をとります

KP 向かいますか?

駿河いづる いきます!

KP いかにも怪しそうな施設です。
入口に特に鍵はかかっていません。

中にはいれば、大きな部屋がひとつあるだけだとわかるでしょう。
部屋の壁にはいくつもの円筒形の筒が並んでいます。
そこに浮いているのは人間の脳みそです。
人間の脳みそだけがぷかぷかと、浮かんでいます。

あなたたちが部屋に入ってくるや否や、その脳味噌たちはいっせいにうめき声や助けを求める声を響かせました。
その中に、聞き覚えのあるような声があることに気が付くでしょう。
そんな光景を見たあなたはSANc(1d3/1d5+1)

駿河いづる CCB<=71 【SAN値チェック】 (1D100<=71) > 24 > 成功
1d3 (1D3) > 2

system [ 駿河いづる ] SAN : 71 → 69

KP 部屋の中には脳みその浮かんだ缶以外にも書類棚、机があります。
また、部屋の一番奥には扉があるのがわかるでしょう。
探索可能場所【書類棚 机】

駿河いづる 「なんだ・・・ここは」とりあえず机をみます

KP 机の上にはパソコンが一台起動したままで置いています。
目星をどうぞ

駿河いづる CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 33 > 成功

KP 「実験結果一覧」と書かれたファイルを発見しました。
●実験結果一覧
『1.クローン体A-139不使用、実験体:ひとり
 発狂して自殺

 2.クローン体A-139使用、実験体:ひとり
 記憶操作なし
 発狂して自殺
 ひとりだと発狂の恐れがあるため、次回から実験体はふたりとすること。

 3.クローン体A-139不使用、実験体:ふたり
 片方が発狂。その後心中
 発狂の恐れがあるため、クローン体は必ず使用すること。

 4.クローン体A-139使用、実験体:ふたり
 記憶操作なし
 両方とも発狂。
 次回から、ナビゲーターとして片方にのみ記憶操作を施すこと』

駿河いづる 「・・・な、なんだこの・・・」

有栖川 莉愛 「どうか、したの…?」

駿河いづる 「いや、あまり良くないものが書かれている。無理に見るものでもない」

有栖川 莉愛 「なら、見ないでおくね」(スン

駿河いづる 「興味があるなら止めはしないけれど・・・」

有栖川 莉愛 「ううん、いづる君がそういうなら」

駿河いづる 「そうか」そのまま書類棚を~

KP 様々な書類が詰められた書類棚です。
図書館をどうぞ

駿河いづる CCB<=85 【図書館】 (1D100<=85) > 97 > 致命的失敗

KP じゃあずしゃーーってこけてなってひらひらと書類がぶわーーってなった

駿河いづる 動揺したんだねうんうん

KP 幸運 ふってみよっか

駿河いづる CCB<=65 【幸運】 (1D100<=65) > 46 > 成功

KP じゃあそのぶわーってなったおかげで逆に分厚い書類を発見しました
『クローン体A-139の開発に成功。
 対象の血液・体組織を採取することにより、
対象と同じクローンを作り出すことが出来る。
 人間の感情についての実験の際に使用。
 現在の問題点は、A-139型は酷く痛覚が鈍い傾向にあることである。
 また、記憶の移し替え実験に関しても実証済であり、すべての記憶を完璧にコピーすることにも成功。
 また、良質な鉱石を採掘可能な山を発見。 ここの地下に実験場を作ることにする。』

『実験を開始。人間の感情についてのものである。
 果たして人間は自分たちが「偽物」だとわかったとき、どのような反応を返すのだろうか。
 実験施設の外には出られないように細工を施す。
 ここで生きていくことを選ぶのか。それとも絶望のうちに死を選ぶのか。
 どのようなものが「人間らしい判断」なのか。「人間らしい感情」なのか。
 もし死を選ばなかった場合……彼らはここを、「エデンの園」とするのだろうか?』
アイデアをどうぞ

駿河いづる CCB<=75 【アイデア】 (1D100<=75) > 40 > 成功

KP 先ほど怪我したときの莉愛の様子を思い出します。

駿河いづる 「・・・A-139型は酷く痛覚が鈍い傾向にある・・・・」
「いや、まさか・・・」
クローンの写真みたいなのってあったり・・・なかったり・・・?

KP 写真はないなーー

駿河いづる ないかーーー

KP あなたがそれらを読み終わると、莉愛がそっと貴方に寄りかかりました。

駿河いづる 「・・・莉愛?」

有栖川 莉愛 「……ごめんね、ほんとは、全部、知っていたの」
「わたし、わたし……いづる君が死んじゃうかもしれないのが…怖くて…」
「それ、で……」

駿河いづる 「僕が・・・死ぬ・・・」

有栖川 莉愛 「このことを、知っちゃったら、もしかしたら……」
「………」
(手を差し出す

駿河いづる そっと手をとります

KP そっとあなたの手を引き、奥の扉へと向かいます。
いつの間にか持っていた鍵束で奥の扉を開けると、彼女はあなたに、そっと笑いかけます。

有栖川 莉愛 「出て、大丈夫?」

駿河いづる 「あ、ああ・・・」

KP がちゃり、と扉は開かれました。
扉の奥は、どうやら外になっているようでした。
外へ出たあなたはそこが、フェンスのようになっているということに気が付くでしょう。


―フェンスの向こうに広がっているのは、日常でした。
そこからは喧騒が漏れてきます。そこからは、人々の歩く姿が見えます。
楽しそうに笑いながら。電話しながら。そこでは人が、歩いていました。
ふと、あなたはそこに歩いている人を見て目を見開くことでしょう。


ちょうどこの瞬間。あなたの目の前を、あなたが横切って行ったのですから。
あなたには気が付かず、あなたが横切って行ったのです。
その横には笑いながらあなたと話す莉愛がいます。
そこでは、あなたが。

本物のあなたと莉愛が。日常を送っている姿が見えました。SANc(1d3/1d6+1)

駿河いづる CCB<=69 【SAN値チェック】 (1D100<=69) > 14 > 成功
1d3 (1D3) > 2

system [ 駿河いづる ] SAN : 69 → 67

KP そこであなたは思い出すことでしょう。
自分もまた、莉愛と同じようなクローンであること。
世界は、終わってなどいないということを。

駿河いづる 「・・・・ッ」
「いや、そうか・・・僕も紛い、者か・・・」

有栖川 莉愛 「……いづる君もわたしも、偽物なんだ、よ…」
「わたし、は、全部知ってたよ。……責めてくれても、いいよ」

駿河いづる 「いや、・・・・いや君は悪くないだろう」

有栖川 莉愛 「でも、黙ってたことには、変わりないから」

駿河いづる 「・・・僕を気遣ってのことだろう?」

有栖川 莉愛 「前のわたしたちみたいに、死をえらんでほしくなく、て」
「だからどうしても、言いたくなくて」
「でも」
「偽物なのがつらいなら、死んでもいい、よ。もし死ぬんだったら、そういう薬もこの研究所には置いてあるって。そう言ってたから」
「……わたしは。どっちを選んでも、いづる君と同じ道を選ぶよ」

駿河いづる 「わかっている。・・・わかっているとも」
「死にたくはない、けれど。そう、生きていてもいいのかそう思う」
「僕達は紛い者で、本物はまだ居るんだ。なら世界に同じ人間は2人もいらないのではないかと」

有栖川 莉愛 「…うん」

駿河いづる 「それが、そう結論づけてしまう自分が憎いな」

有栖川 莉愛 「いづる君が、思うままで、いいんだよ」(手を伸ばして頭を撫でる)

駿河いづる 「僕は、これはきっと本当の僕の思考なのだろうな。・・・・世界から身を引いた方がいいと考えている、けれど、けれど何も君まで僕に従う必要はない」

有栖川 莉愛 「ううん」
「本物のわたしも、いづる君が生きるなら生きるし、いづる君が死ぬっていうんなら、死ぬよ」
「いづる君は、わたしの、大好きな、大切な、人で、誰か別の人からしたら、依存だって笑われるかもしれないけど」
「でも、これが、わたしの、わたしたちの、愛のかたちなんだって、思う」

駿河いづる 「そう、・・・・そう、だな。一人で死のうと思っていたけれど、そうだな、君が隣にいるだけでなんだか何も怖くないような気がしてくるよ」
「僕も、依存をしていたのだな・・・」

有栖川 莉愛 「そうならちょっとうれしいかも、えへへ」

駿河いづる 「・・・なら、もう眠ろうかな。僕達は僕達で、幸せな夢を見よう」

有栖川 莉愛 「…うん、そうしよっか」

KP 彼女はあなたの答えを聞くと、少し悲しそうに笑いました。
それでも、彼女は。ひとりではないことを喜ぶような、顔をしていました。

彼女はあなたの手を引いて、そのまま、天文台の方へと戻ります。
青々とした月は今も輝いていました。
あなたが目を覚ました天文台。

そこの机の上を漁り、莉愛は錠剤の入った瓶を取り出します。
その薬を、まずは自分が、と莉愛は飲むことでしょう。
あなたが薬を飲んだのを見届けると、彼女はくすくすと笑いながらあなたの手を引きます。
そして、そのまま、バスタブに寝転びます。
あなたも同じようにその中に寝転びます。とろとろと、睡魔が襲ってきました。

有栖川 莉愛 「おやすみ、いづる君」

駿河いづる 「おやすみ莉愛、・・・・・『今日は月が綺麗だな』・・・いい夢が見られそうだよ」

有栖川 莉愛 「うん、『月はずっときれいだったの、だから、死んでも、よかったの』わたしもきっと、ずっといい夢を見るよ」

KP そういって、あなたを抱きしめ、頭を撫でる感触を最後に。
あなたの意識はぷっつりと、闇に飲まれました。



……あなたは、目を覚まします。
酷く長く、しかし短い夢を見ていた気がします。
一瞬のような、一晩のような。そんな、夢です。
あなたは、あの夢のことをはっきりと覚えていました。
それは夢だとは思えないほどのリアリティがありましたが。
―それでもきっと、それは夢なのでしょう。

どこかで、自分と莉愛が。
楽園を壊すような、そんな夢でした。

それは酷く優しく穏やかな終わりで。あおい月の光が綺麗で。
あの終わった世界は、死のうとする自分にすら優しかったことを思い出します。

あなたはある日、あの山へと向かいます。
フェンスで囲まれた、山でした。そこには、楽園の痕跡も何も、ありませんでした。
青い月と、綺麗な星の色と、終わった世界だけがある世界は、ひっそりと息をひそめていました。


エンドB きみのこわすらくえん

生還報酬
生還 1d6

駿河いづる 1d6 (1D6) > 3

system [ 駿河いづる ] SAN : 67 → 70

KP クトゥルフ神話TRPG「やさしいじごくのつくりかた」
終了です!お疲れさまでした!
もうちょっと先になると思うけど次回は『ベラムカンダの戀』!!!もうちょっとだけお付き合いよろしくおねがいします!!!!

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